夫の不倫が発覚して、
「こんなひどい父親、うちだけだわ」
「よそのお宅が羨ましい、なぜこんなことになってしまったの」
と、友人やママ友の家庭とついつい比較してしまいます。
では
「普通の家庭、一般的な夫婦ってどんなの?」
と聞かれてあなたはどう答えますか?
とても答えにくい質問だと思います。
数年前に見たドキュメンタリー映画の中で、
長男(40台後半)が父親の事をこう言っていました。
「父親はいなかったね。朝起きたらもう仕事に行ってて、
仕事から帰るのは私がもう寝てからだったから。」
「父親は登山が好きだから、休日も全く家にいなかったし、
顔はほとんど見なかった」
と子ども時代を振り返っていました。
また
樹木希林・内田裕也も長年別居していましたが
それでも夫婦でしたね。
理想の夫婦像、理想の家族像があるにも関わらず
まったくそれとはかけ離れているのが現実です。
別居していても
年に数回しか家に帰らなくても
愛だのなんだのという気持ちがなくても
戸籍が一緒ならば夫婦です。
夫婦・家族が必ずしもベッタリ一緒にいるわけではない。
けれど、それは決して特殊な事ではない。
「普通」の範囲を広げて考えると、
一つ一つの家族の違いに
良し悪しはないと思えるはずです。
どれ一つ同じ夫婦がないように、
夫婦の数だけ色々な形があります。
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