12月23日に熊田曜子さんのDV事件の判決が出ました。
熊田曜子さんに暴力を振るったとして、
東京地裁は夫に対して罰金20万円の有罪判決を言い渡したというものです。
これだけをみると
「熊田さんが暴力を振るわれた」
と思うのですが、
実はこの事件と並行して
他の事件も争われていました。
それは「熊田曜子さんが10年もの間不倫をしていた」という内容です。
ちょっと内容がややこしいので
まとめてみますね。
<刑事事件>
◉熊田さんが夫から暴力を振るわれていたかどうか
原告 熊田さん
被告人 夫
判決:夫に20万円の罰金
<民事事件>
◉熊田さんが不貞をしていたかどうか
◉暴力は振るっていないのかどうか
◉名誉毀損&プライバシー侵害にあたるのかどうか
原告 夫
被告 熊田さんと不貞相手
争いは継続中
ネット上の記事から読み取れることは
このような内容です。
みなさんご存知かと思いますが、
刑事事件と民事事件を並行して行うことは可能です。
今回のような
暴力を振るわれたことは刑事事件として
不貞については民事事件として
それぞれ扱います。
代表的なのは
自動車事故などですが
事故を起こしたことは刑事事件として
被害者への慰謝料などは民事事件として
扱うことはよくある話です。
夫の不倫の場合も
刑事事件ではありません。
しかし、
被害者であるところの妻に対して
こんなひどいことをしているのに
逮捕されないなんて
なんだか理不尽だと思ってしまいます。
日本でも
戦前までは姦通罪という法律がありましたが、
当時は不倫した妻とその相手の男性だけが処罰の対象という
不平等なものだったそうです。
なので
不倫夫は罪に問われなかったんですね
(^_^;)
現代ではこんなことは通りませんが
本当に理不尽です。
さて
話が脱線しましたが
今回の熊田さんの裁判の結果については
不貞をされたから、
名誉を汚されたから、
と言っても
それで人の身体を傷つけてはいけません、
という当たり前の結果が出たということです。
腹が立つ気持ちはよくわかりますし、
不貞をされたほうは
なんらかの形で暴れる必要はあるのですが、
暴力とは違う形で
賢く決着をつけましょうね。
(^_^;)