「不倫した方が悪いんだけど、不倫された方も少しは悪いんじゃない?」
「不倫される理由があるんだから、サレた方も反省すべき点がある」
「どちらかが一方的に悪いんじゃなくて、どちらも悪いと思う」
テレビの悩み相談番組
カウンセラーのアドバイス
探偵・弁護士の話
これらの話の中で
不倫したほうも
不倫されたほうも
どちらも悪いんじゃないの?
こういうご意見が
結構たくさん出てきます。
不倫をしてしまったことは仕方がない
過去は戻せない
だから
お互いに譲歩すれば
夫婦関係も良くなるだろう
このような意図からくる
発言かもしれません。
私も
夫の不倫発覚当初は
「私に悪いところがあったから夫が不倫した」
こんなふうに考えたこともありました。
しかし
夫の不倫で落ち込んでいる傷口に
さらに塩を擦り込まれたような
そんなキツい感情を持って
毎日過ごすことになりました。
あまりにもキツいため
「サレラリ」ってのは
こういう状態のことを言うんだなぁ、、、
などと
妙に納得したものでした。
では
本当に
不倫する側される側
どちらも
悪いのでしょうか?
「今から不倫するよ!」
とパートナーに宣言して
不倫をする人は
たぶん少ないでしょう
(^_^;)
ですから
妻が何も知らない間に
もしくは
妻に秘密裏に
不倫を始めるのが一般的です。
そんな状況で
妻に不倫がバレた場合
「お前が悪いんだ」
と夫が主張することは日常茶飯事ですから
「どちらも悪い」
と捉えてしまう人もいるわけです。
しかし
これは
なんだか
おかしいと思いませんか?
不倫された私たちが
「どちらも悪い」
という
偉い人たちのご意見に
なぜ違和感を持つのか
理由を考えてみましょう。
【一つ目の理由】 「仮に妻に悪いところがあっても、それが不倫をしていい理由にはならない」からです。
妻に悪いところがあれば
「不倫をせずに」
話し合いをすべきだからですね。
【2つ目の理由】 どちらも悪いのであれば、不倫した側も慰謝料請求をすればいいだけです。
その場合
「自分が不倫をしたのは妻が悪い、よって妻に慰謝料請求をする。」
となりますね。
もちろん
そもそも不倫をしたことは悪いことで、
夫は有責配偶者ですから
不倫をしたことが免除されることはありません
(^^;;
でも
請求をした理由が
正当なものであるならば
認められることもあります。
ただし
「掃除が下手だから」
「料理が美味しくないから」
「服のセンスが悪いから」
このような内容であれば
裁判官から一蹴されるだけでしょう。
【3つ目の理由】 不倫をしたほうは「不法行為をした人」です 不倫をされたほうは「何も悪いことをしていない人」です
それ以外の
何ものでもありません。
仮に
妻に悪いところがあったとしても、
だから
俺は不法行為をしてもいい
そんな都合のいい話にはならないのです。
【4つ目の理由】 不倫が不法行為になり得る理由があります。 不倫は家族を壊します。 子供達にも悪影響が出ます。 不倫した家族に心を殺されています。 家族、妻への裏切り行為です。 犯罪被害者と同等の精神的苦痛に苛まれます。
これを
「大したことではない、違法性はないでしょう?」
と言う人は
不倫をされるという経験をすれば必ずわかる話です。
これら4つの理由は
ごくごく当たり前のことで
私は当たり前のことを書いただけです。
ですから
中途半端に
「どっちも悪い」
なんて言う人は
不倫された人の気持ちを理解出来ない人だと
世間からそう思われても仕方がないのです。
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