「こう言えばきっと夫は念書を書きます」
「夫を怖がらせることが出来れば念書にサインするでしょう」
「離婚するわよ!と強気で話せば、夫は念書にサインせざるを得なくなります」
このように
“ 不倫夫が念書を書かざるをえなくなるテクニック ”
であるとか
“ 夫に念書を書かせるための駆け引きの方法 ”
が、
ネット上に
たくさん転がっています。
youtube動画だとか
ブログ記事などでも
よく見かける内容です。
たしかに
夫とは
「◯年◯月ごろから◯◯さんと不倫をしていました」
とか
「もう二度とこのようなことはしません」
とか
「また同じことを繰り返したら、慰謝料として◯◯円支払います」
というようなことを
口約束ではなくて
きちんと書面を作りたい。
そう考える妻は
たくさんいるはずです。
なぜかというと
【 書面にすればきっと約束を守ってくれるだろう 】
という考えからです。
しかしこのような
「相手に書かせる」
と言う手口、
つまりテクニック的なことや
念書を書かせるための
ちょっと
“こすっからい方法”
これには
一つ問題が出てくるのです。
何が問題かというと
目的が
「書かせること」
になっているからです。
なぜ書かせることが目的ではダメなのでしょう?
![](https://my-style.website/wp-content/uploads/2022/08/man-5710164_640.jpg)
もし仮に
不倫夫が念書を書いたとします。
そのあと
どうなるでしょう?
夫は不倫をやめるでしょうか?
私の答えは
「 No 」
です。
念書を書いたから ↓ 不倫をやめるだろう
そういう話ではないのです。
だったら何のために取るのでしょう?
念書を取るのは
✔️不倫は許しません、というあなたの意思表示
✔️不倫夫が不倫をしていた、という証拠の一つにする
✔️あなたに罪を償います、という契約を結ぶ
✔️万が一の不貞裁判や離婚調停のときの材料の一つにする
例えば
このような意味がありますが
だからといって
不倫を抑制する効果を狙うものにはならないのです。
そして
一番大事なことは
不倫夫が
「自主的に」
念書を書くなら
不倫をやめる効果もあるかもしれません。
しかし
「あなたが書かせた」
念書ならば
効果があるかどうかなんて
わからないのです。
なので
念書を書かせる、
というのは
決して
ゴールではなく
ただの途中経過でしかありません。
![](https://my-style.website/wp-content/uploads/2022/08/24200112_s.jpg)
夫からも不倫女からも
念書を取ったらいいんですよ、
と私は相談者さんにお話をしますが
大事なことは
ゴールを見間違えないことです。
あなたの本当のゴールは
ただただ念書を書かせることではなく、
「不倫夫が自らの意思で、きちんと家族と向き合うこと」
ではないですか?
ですから
“ 夫に念書を書かせる効果的な方法 ”
などのような
テクニック的な方法を使って
念書を書かせたとしても
本来の目的とは
少し外れているのです。
念書を取るということは
あくまで
途中経過の一つ
であって
あなたが
「本気で家族と向き合う覚悟」を
不倫夫に見せること
これが
本当の目的なのですから。
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