「不倫をされたことは腹が立ちますが、夫のことは嫌いになれない」
「不倫をしていてもまだ夫のことが好き、という気持ちがあります」
「不倫をしているのに夫のことが嫌いになれないなんておかしいですよね」
このように
不倫をしている夫に対して
憎しみとか苛立ちとか
腹が立つとか
残念とか
当然
そういう気持ちが
出ているにも関わらず
夫のことが嫌いになれない
こういう感情が出てきて
困っている相談者さんは少なくないのです
一般的に考えれば
不倫をしているのですから
嫌いになって当たり前のはずですが
それだけでは
簡単に片付けられない気持ちになるんですよね
では
こういう
相反する気持ちに
落とし所をつけるには
どう考えればいいでしょう?
結論から言いますと
罪を憎んで人を憎まず
これでいいのです
バカ夫については
「酷い裏切り者」
というレッテルが貼られましたが
だからといって
バカ夫の全人格、人権を否定することはありません
考えてみましょう
超酷いことをした凶悪犯ですら
人権が守られています
誰がみたって
悪いことをしたのは明らかだけど
弁護士をつける権利
(刑務所で)ご飯を食べる権利
病気の時に治療を受ける権利
残虐な刑罰を受けない権利
悪いことをした人でも
人格や人権が守られるのだ、ということがわかれば
夫の全てを
嫌いにならなくても
不思議ではありません
仮に
夫が
犯した罪を真摯に受け止めて
あなたにしっかりと謝罪して罪を償ったとすれば
「不倫夫が嫌い」
こういう気持ちは
薄れていくことでしょう
人には
色々な面がある
こう考えるだけで
「不倫してるけれど嫌いになれない」
このような
一見
矛盾したことで
悩むこともありません
人間には色々な面があるのだ
ということを
頭の片隅に置いておきましょう