「夫にいいかげん不倫をやめてと言いたいんです」
「不倫女に“会わないでほしい”と話したいんです」
「夫の両親に話をして不倫を止めてもらいたいのです」
「不倫女と夫を引き離したいのです」
「不倫女に慰謝料請求したいのです」
被害者である妻は
「これをやらないと気が済まない」
「これが出来れば怒りが収まるかもしれない」
「理不尽な状況を変えたい」
「子供たちのためになんとかしなくては」
切実な希望を持っています。
そりゃあ
当たり前です。
妻の知らない間に
あのバカ2人で
妻の陰口を言う、
まったく意味のない比較をされて、妻が貶められる、
大事な生活費が
不倫女に流れて
お子さんの教育に影響が出る、
そんなことも少なくありません。
まるで
「大人のイジメ」
です。
しかし
泣いてばかりだったあなたも
しばらく経つと
「この状況を変えなくては」
と奮い立つ瞬間が出てきます。
冒頭のような内容の
行動をしてみたい、
これが出来れば
私も少しは納得が出来るかもしれない、
と考え方が変化してきます。
そこで
どうやったら
私の希望を実現することができるのかと
探し回ることになるのです。
しかし
探し回った先で聞く話は
「夫に意見したら逆ギレしてきて修復できなくなるわよ」
「不倫女に直接会うなんてもってのほか」
「夫の両親に話してはダメ」
「会社には言わないほうがいいですよ」
「不倫女に慰謝料請求したら夫と女の結束が一層固くなるわよ」
というような
「やってはいけません」
という内容ばかりです。
さらに
追い打ちをかけるように
まるで我慢をすることを推奨するような内容
例えば
こうすれば、自分を変えることができる ↓ 我慢できるようになる こうすれば、夫の不倫なんて気にならなくなる ↓ 我慢できるようになる
このように
テクニック的なことを使って
あなたが我慢できるよう
アドバイスしてくる人だって
たくさんいるのです。
これでは
被害者であるあなたが
一方的に我慢を強いられてしまうだけです。
もちろん
あなたの個別の事情や
色々な理由があるはずで
「やってはいけません」
が一理ある、
という場合も
あるかもしれませんが
まずは
やってはいけない理由を聞いて
その理由に
あなたがどうしても納得できないなら
他の方法を探すことです。
私がお伝えするのは
あなたが我慢するとか
我慢出来るようにする、
そんな方法ではありません。
この状況で
どうしたらあなたが動けるのか
あなたの希望を
どうしたら実現できるのか
それを一緒に考えていくのです。
それは
やりたいことを
ただただ闇雲に実行していく
ということではありません。
例えば
夫の暴言を我慢してスルーする時期
夫の逆ギレに反撃する時期
女のところに行く時期など
行動するタイミング、
どういうスタンスで行動する、
こういうことを
カウンセリングをしながら
少しずつ現実にしていくのです。
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